表参道
龍神祝詞(
高天原に坐し坐して天と地に御働きを現し給う龍王は 大宇宙根元の御祖の御使いにして一切を産み一切を育て 萬物を御支配あらせ給う王神なれば 一二三四五六七八九十の十種の御寶を己がすがたと変じ給いて 自在自由に天界地界人界を治め給う 龍王神なるを尊み敬いて 眞の六根一筋に御仕え申すことの由を受引き給いて 愚かなる心の数々を戒め給いて 一切衆生の罪穢の衣を脱ぎ去らしめ給いて 萬物の病災をも立所に祓い清め給い 萬世界も御祖のもとに治めせしめ給へと祈願奉ることの由を聞し食し 六根の内に念じ申す大願を成就成さしめ給へと 恐み恐みも白す
十言神呪
あ ま て ら す お お み か み(天照大神)
稲荷祝詞
掛巻も畏き稲荷大神の大前に恐み恐みも白さく
朝に夕に勤しみ務むる家の産業を緩む事無く怠る事無く
彌奨めに奨め給ひ彌助けに助け給ひて
家門高く吹き興さしめ給ひ堅磐に常磐に命長く
子孫の八十続に至るまで五十橿八桑枝の如く立ち栄へしめ給ひ家にも身にも枉神の枉事有らしめ給はず過ち犯す事の有らむをば神直日大直日に見直し聞き直し坐して夜の守日の守に守り幸はへ給へと恐み恐みも白す
稲荷祝詞略詞
掛巻も 恐き 稲荷大神の大前に 恐み恐みも白さく 大神の 厚き弘き恩頼に依て 家門を 令起賜ひ 令立栄賜ひ 夜の守日の守に 守幸へ賜へと 恐み恐みも白す
伊勢内宮神前祝詞
神風の伊勢國折鈴五十鈴原の底津石根に大宮柱太敷き立て 高天原に比木高知て鎮座り坐す 掛巻も稜に尊き天照皇大御神 亦の御称は憧賢木厳之御魂天疎向津比売之命 亦の御号は天照大日霊之命の大朝廷を祝斎るを 云巻も畏加礼ど天津日嗣知食皇命の大御代を 常磐に堅磐に護り奉給ひ 現き青人草をも恵み幸へ給へる広く厚き御恩頼に報ひ奉り称辞竟奉りて拝み奉る状を 平けく安けく聞食と 恐み恐みも白す
伊勢外宮神前祝詞
神風の伊勢國渡会の山田の原の底津石根に 大宮柱太敷立て高天原に千木高知て鎮り座坐す 外宮豊受皇大神亦の御号は保食大神とも 稲荷大神とも 申奉りて
蒼生等が 喰て生べき五穀を始め 諸の食物衣物に至る及に 生幸へ給ふ
広く厚き御恵に 報い奉ると 称辞竟奉て 拝み奉る状を
平けく安けく聞食と恐み恐みも白す
吉備津祓
天照る神の教への祓 一度び祓へば 百日の災難を除き 百度び祓へば 千日の咎を捨つる
千代万代 年を経ても 天の神の恵みは尽きじ 生き生き 代代に尊きは
天地の恩仰ぎても 猶ほ餘りあるは 神の徳に越ゆることなし
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