一念(いちねん)未生詞(みしょうし)
一念未生(いちねんみしょう)の処即(ところすなわ)ち天津祝詞(あまつのりと)の太祝詞(ふとのりと)なり我(わ)が一心(いっしん)は即(すなは)ち天地(てんち)と観(かん)ずべし神我(かみわ)が心(こころ)に入(い)る我(われ)も亦神(またかみ)の御内証(みないしょう)に入(い)るや明鏡(めいきょう)なり無心無念(むしんむねん)の祓(はらひ)なり此(か)くの如(ごと)く無念無想(むねんむそう)にして神(かみ)に向(むか)へば即(すなは)ち吾(わ)れ神明(しんめい)と共(とも)に同(おな)じく一切(いっさい)の祈願(きがん)成就(じょうじゅ)すること円(まどか)なり即(すなは)ち如実(にょじつ)に自心(じしん)を知(し)るの神道(しんとう)にして我(わ)れ入(い)り我(われ)に入(い)るの観(かん)なり
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