新撰禊祓詞
高天原に事始め賜ひし皇大神等は幽事の根元を知ろし食す泉津下方に坐します神等は荒び来たらむ悪事を知ろし食す祓戸に坐す皇神等は其の悪を祓へ退け賜ふ事を始め賜ひき故世間に生ひ出づる人と云ふ人は天津御法の随に國津御法の随に神習ひに習ひ神祝ぎに祝ぎ仕へ奉るべきを祥無き人草に相はり相口会ひて過ち犯せる罪咎は子産み交合病月経死亡穢に立ち触れ或は物食ひする随に不慮る穢はしき火水にい行き障らひ家にも身にも汚らへ過まてらむを由々しみ畏こみて赤膚に水掻き清め斎衣取り装ほひ斎帯取りらし稜威の斎床に慄進まり打ち鳴らせる手も樛亮に言揚げ仕へ奉れば遺れる枉は彼方の野辺に枯れ臥さむ燃草刈り集めてR彦の御荒びに風の共焼き払ふ事の如く速川の瀬に居る魚網張り渡し漁りきためて海中に持ち出だし大魚が咽喉に加々呑ません事の如く祓へ申し清め申す事の由を皇神等の御諾ひ相ひ聞こし食して某が赤き真心を深く悠く憐れみ賜ひ愛み賜ひて朝に異に疎び荒び来む悪事の上より来らば天の衢に注連引き延えて青雲の退き立つ極みに遂ひやらひ下より来らば伊夫耶が堺に千曳き岩曳き塞えて片隅の國辺に遂ひ退け払ひ給ひて夜の守日の守に幸はへ給へと恐み恐みも白す
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表参道